建築には当然寿命があるのですが、建物の用途・目的により何年使用
するのかを計画時に検討することは重要なポイントです。
例えば、生産工場を建設する際15年後に規模を拡大する目標をたてるならば最低限度の
建物躯体グレードにコストを抑える事をお勧めする事もあります。
しかし少子高齢化が進み且つ環境を考え、土地活用で悩んでおられる方(相続税等)は
多くおられます。
建設計画では特に賃貸住宅等は長持ちする躯体、あきにくいデザインで管理・改修・修繕が
しやすく将来の設備計画に柔軟な建物が必要と思います。
高度成長期に建設されたある共同住宅の新築時のコストはライフサイクルコスト全体の
約20パーセントで後の80パーセントは修繕費や管理にかかる人件費等に必要とされている
結果がでています。
安く建てて高い家賃を取る時代が再び来ることは確立が低く、また建物躯体のイニシャル
コストを抑えることは、建替えの時期を早める事になる事が多くなっています。
これからの建設計画は消費者保護と社会に対する必要性を考え、環境の為にも
クラッシュアンドビルドの習慣を考え直し、良い躯体と設備を含めた修繕・改修・管理の
しやすい良い建物を建てていった方が結果的にライフサイクルコストをさげ、住んでいる間の
充実感や愛着も高まると思います。
これから建築を予定されている方はライフサイクル設計を十分考えて計画して下さい。
・ いいものを永く大切に ・